第12回「算数・数学の自由研究」作品コンクール 表彰の集い
2024年12月15日(日)10:00〜14:30
アルカディア市ヶ谷
主催 一般財団法人 理数教育研究所(Rimse)
サイエンスナビゲーター(R)は第1回から中央審査委員を務めてきました
https://www.rimse.or.jp/research/commendation.html
表彰の集いでは、最優秀賞と優秀賞の表彰を行います
私が講評を担当したのは
優秀賞 日本数学検定協会賞
じゃんけんのルールを変えてより面白くする
秋田県立秋田南高等学校中等部3年
大宮周・白坂柚葵・菅原琉也
ゲーム理論を使った自由研究では初受賞
満を持してゲーム理論が中学生の受賞作品に登場
私は12年前からゲーム理論が取り上げられることを期待していました
理由
・計算がたし算・かけ算だけだから
・適用分野が経済学・社会学など社会のコンフリクト解決・意志決定
12年かかったのは、ゲーム理論を知る機会がないこと
しかし、YouTubeを通してゲーム理論を知る機会ができたこと
この受賞作品の影響で、来年以降、ゲーム理論を道具に取り上げる作品が増えると予想されます
数年後には小学生の作品にもゲーム理論が登場するでしょう
ゲーム理論を扱う上でのポイントは、ナッシュ均衡・パレート最適といったゲーム理論特有の概念理解
これがわかれば計算がたし算とかけ算だけなので小学生でもゲーム理論を扱えます