令和4年度第2回国土地理院研究評価委員会
に出席するため、九段第2合同庁舎へ
サイエンスナビゲーターⓇは
国土地理院研究評価委員会委員の仕事を2016年からしています
https://www.gsi.go.jp/REPORT/HYOKA/hyokaiinmeibo.html
院長はじめ地理院の部長・センター長列席のもと、地理院が実施する研究についての研究評価を行う委員会が年に数回開催されます
実際に研究を行っている地理院の方によるプレゼンテーションがあります
そこに現れるのは「数学の現場」
現在、国土の地殻変動をcmオーダーで把握できるまでに技術が進歩しています
4次元国家座標
高精度測位社会
の実現を目指した研究がなされています
それを支える技術が数学
今日のプレゼンテーションで登場した数学たち
球面調和関数
指数関数・対数関数・1次関数によるフィッティング
ジオイド高計算公式(2020)
衛星重力データに適用する空間フィルターの公式(1998)
観測方程式
最小2乗法
分散共分散行列
数学の研究者にとって数学の現場は数学
学校の数学にとって数学の現場は教科書でありテスト
そうではない数学の現場が
地図作りの中にある
すべては国家・人民の生命のために
災害列島の我が国において
国土の高精度・リアルタイム計測の実現はまさに生命線となる